蚊は世界中に3千種以上、
世界102カ国で毎年2億人が感染し4百万人死亡しているマラリアを媒介するハマダラカだけでも4百種ほど。
日本では110種以上生息しています。
蚊は疾病媒介昆虫であり、またその不快さゆえ、人は当然、さまざまな対策をほどこしてきました。
そしてそれは今も続いています。
蚊帳を庶民が用いるようになったのは江戸時代からです。それまでは蚊遣火を焚いて、煙でいぶして
蚊を追っ払っていました。
「蚊遣り」
蚊遣火として、カヤ・スギ・マツなどの蚊遣り木、タチバナ(柑橘類)の皮・麻・ヨモギ・ツバキの落花・オガクズなどをいぶした。
カヤ(榧)という樹名は蚊遣りが語源だという説がある。
大分県の柑橘類のカボスも蚊燻しから生じた名称だといわれている。
蚊遣りは単に煙で蚊を追い払うだけなので、効果があるほど人間まで燻されてしまいます。
「蚊取り線香」のような殺虫効果はありません。
「蚊取り線香」
原料の除虫菊はユーゴスラビアのダルマチア地方で発見された。
日本では明治19年にアメリカから移入され栽培された。
殺虫成分はピレトリン。
その特徴は、昆虫に対しては、微量で速効性の接触毒として作用しながらも、温血動物の体内に入ると速やかに解毒されるという、
人間にとってまことに都合のよいものである。
現在ではピレトリンに類似の合成ピレスロイドが使われていて、天然のピレトリンをのみを使う製品は、ごくわずかになっている。
現在では主に発展途上国において薬剤浸透蚊帳や捕虫罠の利用、蚊の天敵の利用、また環境整備や衛生改善が
実行されています。
ただ薬剤も他の分野と同様、薬剤耐性の発生が繰り返され普遍的に有効な薬剤はありません。
環境整備も各種昆虫生態系の事前調査が必要で相当の時間と手間とお金を必要とします。
日本では、厚労省がアメリカからの西ナイルウイルス対策で旅客機の中の蚊をチェックしたりカラスの異常死
を見張っている程度です。
HIVやBSEをみてもその対応はあまりにお粗末です。
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