蚊帳についての薀蓄
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西ナイルウイルス
たかが蚊とあなどるなかれ。マラリア、黄熱病、デング熱・・・。蚊が媒介する感染症で年間数億人が発病、
二百万人以上が世界で亡くなっています。中でも最も注意すべきは西ナイルウイルスです。



SARSの恐怖が広がっていますが、WNV(西ナイルウイルス)はもっと怖い。それは蚊を媒介して人間に
感染します。

同じく蚊が媒介となって感染する病気に「マラリア」がありますが戦後の日本で流行してません。ただ地球温
暖化により
マラリアを媒介するハマダラ蚊が高緯度地域に生息するようになれば、マラリアの流行域が西日本にまで広が
る恐れがあります。

しかし「西ナイルウイルス」は今、現在の日本で流行するおそれがあります。媒介するイエ蚊は高緯度地域に
も分布。厄介なことに効果的なワクチンさえ見つかっていません。

有効な予防法は蚊に刺されないことしかないのです。





「西ナイルウイルス」

「西ナイル熱」の病原体ウイルス。「西ナイル熱」は悪化すると脳炎を発症し、最悪の場合、死亡する危険な病気。
米国で二百人以上の死者が出ている。
1937年、東アフリカのウガンダで発見された。
鳥の体内で増殖し、その鳥の血を吸った蚊が他の鳥や人間を刺して感染が広がる。
感染しても大半は自覚症状がなく、自然に治るが、百五十人に一人割合で脳炎を発症する。
ウイルス自体を撃退する治療法はなく、ステロイド剤の投与など脳炎を抑える対症療法が主体。
人から人へは通常は感染しない。
大きな脅威は鳥と蚊。鳥はカラス、スズメ、ニワトリといった身近な種から猛禽類や渡り鳥まで、多くが宿主になる。
米国へは飛行機に潜んだ蚊か、輸入された鳥が持ち込んだ可能性が高い。
西ナイルウイルスは三年間でほぼ全米に拡散し、患者は四千人を超え、死者は二百人を上回る。
日本には米本土から一日五十便前後の定期便が飛来し、厚生労働省の調査では機内から蚊が捕獲された。
一方、農水省の統計では昨年、世界各地から三十三万羽余りの鳥が、検疫のないまま輸入された。
西ナイルウイルスがいつ流行しても不思議でない状況である。


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